紫外線対策の日焼け止め選び|SPF・PAの意味とは?
女性は年中、紫外線対策を行っていますが、男性の場合はあまり気にしていないという方がほとんどかもしれません。
ですが、男女関係なく、紫外線は肌自体にダメージを与えてしまうので、紫外線対策をせずに強い日差しに晒されていると、肌は紫外線による影響でシミだけでなくシワやたるみの原因にもなってしまいます。
男性にも増えてきている紫外線対策
最近では男性でも紫外線対策をする方が増えています。
でも、なんとなく選んでしまうことが多い日焼け止めですが、実はちゃんとそれぞれには意味があるんです。
『SPF?PA?わからない」という方、「数字が大きいのが良いんでしょ?」という方も日焼け止めの機能を少しだけ理解しておくことで、必要以上に高い紫外線対策値のクリームでつけた後にカサカサとしてしまう不快感を感じずに過ごせるので、知っておいて損はありません。
紫外線の種類は3種類ある
紫外線にはA、B、C波と3種類があります。
日焼け止めは肌の組織(コラーゲンなど)にダメージを与え、しわやたるみの原因にもなると言われている紫外線A波、シミの原因になる紫外線B波から肌を守るものです。
一般的に知られるヒリヒリや赤くなるといった日焼けの症状は紫外線B波による影響です。
紫外線C波はAとBよりも有害な紫外線と言われていますが、通常、オゾン層によって吸収され、地上には届かない紫外線と言われています。
日焼け止めのSPFの意味は?
日焼け止めの紫外線カット値を表す1つSPFは紫外線B波の防止効果を表す数値です。
数字が大きいほど紫外線を防ぐ力があり、1SPFで約20分間、紫外線B波から肌を守る働きがあります。
例えばSPF10の場合は20×10で200分肌を守る機能を持っているということになります。
数値では現在、50+が最高値となっています。
日焼け止めのPAの意味は?
日焼け止めのもうひとつの表示であるPAは紫外線A波の防止効果を表す数値です。
PAの値は+で表示され、最大でPA++++まであり、+の数が多いほど、防ぐ力が高いことを表しています。
日焼け止めを外出先に合わせて選ぶ
日焼け止めは数値が高ければ紫外線を防ぐ力は高いですが、肌への負担は大きくなり、つけ心地にも違いがあります。
基本的には
- 日常生活の通勤や外出などはSPF10〜20PA+〜++
- 屋外での軽めのスポーツなどはSPF20〜40PA++〜+++
- 海やプール、炎天下でのレジャーやスポーツなどはSPF40〜50PA+++〜++++
というような目安で選ぶことが多いです。
日焼け止めを塗る時に注意したいこと
日焼け止めを使う場合はこまめに塗り直すことが基本です。
2〜3時間おきに塗り直したり、水を浴びたり汗を多くかくシチュエーションでも塗り直しをすることがポイントです。
また、日焼け止めは基本、肌表面を守るものですので、刷り込むように塗るのではなく、ムラなく肌に伸ばして広げていくように付けるのが基本です。
去年使った日焼け止めは使用期限も切れている可能性があるので、使うのは避けるようにしましょう。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、馴れてくると習慣化されてくるので、あまり気にならなくなります。
数年後のお肌を若々しく保つためにも紫外線対策の意識を持ってみてはいかがでしょう?