30代男性のエイジングケア知識

30代を越えて、少しづつ衰えを見せ始めた身体を若々しく保ちたいと考える30代〜40代男性のためのエイジングケア情報をご紹介します。ダイエット方法や育毛知識など、まだまだ元気に頑張らなければいけない男性に役立つ知識をご紹介します。

肌のハリを保つコラーゲン補給|化粧品によるコラーゲンの効果とコラーゲンサプリの摂り方

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女性にとっては日々のスキンケアは日常的なお手入れとなっていますが、男性にとってはあまり身近ではありません。
ただ、男性も女性と同じく、肌を支えるコラーゲンは年々衰えが生じて、肌のたるみやしわなどに繋がります。

そのため、お肌のエイジングケアという点では、男性もしっかりとコラーゲンケアを行うことで、若々しい印象を保つことに繋がります。

肌のハリを保つのにコラーゲンが重要な理由

肌のハリを保つのにコラーゲンが重要な理由は、コラーゲンが肌の土台だからという点です。

お肌は表皮と呼ばれる角質層の下に存在する真皮層によってハリや弾力、水分量を蓄えていて、表皮はこの真皮層を外部からの刺激などから守る蓋、もしくはラップのような役割で蓋をして守っています。

そのため、真皮層が健康でないと、角質層を補っても肌自体の老化は止められません。

コラーゲンはたんぱく質の3分の1を占める成分で、真皮層にも多く存在しています。
コラーゲンはイメージ的に真皮層で繊維状に網の目のように張り巡らされて土台となっています。

そしてこのコラーゲン同士をつなぐエラスチンによって伸縮性が保たれ、これらの隙間を埋めるように存在するヒアルロン酸によって、弾力性や水分をしっかりと抱え込み、蓄えています。

そのため、これらが減少することは肌のたるみやしわになりやすい肌となってしまうわけです。

コラーゲンは年々劣化・減少する

そんなコラーゲンは年齢を重ねるうちに、日々の生活習慣や紫外線などの影響によって劣化、減少していしまいます。
真皮層は角質層と違い、新陳代謝のスピードが緩やかで衰えから回復するのにとても時間がかかると言われています。

そして、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分だけでなく、これらを生み出す線維芽細胞が劣化してしまうことで、新たなコラーゲンなどが生まれなくなり、残っているコラーゲンなどは劣化していきます。

これがお肌の老化です。

このお肌の老化を防ぐのにコラーゲン補給は重要ということになります。

コラーゲン補給の方法とは?

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コラーゲンを増やしたいと考えた時に頭に浮かぶのが、コラーゲンを食事やコラーゲンを配合したサプリなどによる経口摂取です。

ただし、この場合、取り入れたコラーゲンがそのままコラーゲンになるのではなく、胃と腸で分解・吸収されることによって、新たな体の細胞や組織の材料となっていくため、効率が良いとは言えません。

コラーゲンを体の中で増やすためにはコラーゲンを生み出すのに関わる栄養を摂ることが基本となります。

コラーゲン合成に関わる栄養


コラーゲンはいくつかのアミノ酸が結合してらせん構造となることで、完成して行きます。
この時に必要な栄養がアミノ酸とビタミンC、鉄や亜鉛といったいわゆる5大栄養素です。

これらが十分に備わっていることで、コラーゲンを作る準備ができることになります。

コラーゲンサプリの摂り方は?
コラーゲンサプリに含まれるコラーゲンも上述したように、一度、胃や腸で分解・吸収されます。
そのため、コラーゲンサプリを飲んでいるからコラーゲンが増えるとは限りません。

基本はバランスの取れた栄養を食事などから摂った上で栄養補助として取り入れることが基本となります。

コラーゲンサプリのコラーゲンペプチドの存在


ただ、近年では元々分子サイズが大きく、分解・吸収の効率が悪いとされていたコラーゲンが改良され、ゼラチンよりもさらに小さく、胃で分解された時のようなアミノ酸が2〜3個結合したペプチドサイズにまで分解された状態のコラーゲンペプチドがコラーゲンサプリに配合されるようになりました。

このコラーゲンペプチドは低分子なため、分解・吸収がスムーズなだけでなく、いくつかのコラーゲンペプチドはアミノ酸にまで分解されずコラーゲンペプチドのまま吸収され血中に取り込まれていることが判ってきています。

この特徴によって血中にコラーゲンペプチドのまま取り込まれることで、体の中を巡り、真皮層の場合には線維芽細胞へと働きかけコラーゲン合成をサポートする期待性が持てるという研究結果も出てきています。

そのためコラーゲンサプリを摂る場合にはコラーゲンペプチドが配合されているサプリで摂るというのが現在は基本となっています。

化粧品によるコラーゲンはコラーゲンを増やす効果は薄い

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化粧品に配合されているコラーゲンは真皮層ではなく、角質層の保湿をサポートする保湿成分として配合されています。
そのため、角質層表面もしくは角質層内(コラーゲンペプチドを配合している場合)に留まり水分蒸発を防いだり、外部からの刺激から肌を守ってくれるため、間接的には真皮層を守ることでコラーゲンも守ることには繋がりますが、直接的にコラーゲンを増やすことにはならないことを理解した上で、日々のスキンケアとして取り入れましょう。

まとめ

エイジングケアは外側からのケアに加えて、体の内側からのケアも重要となります。
コラーゲンも同様で、コラーゲンを摂ることも大切ですが、基本となる食事や生活習慣はコラーゲンを減らさない、劣化させないための重要なポイントとなります。