そろそろ気にする年齢?怖い痛風の前兆とその症状とは?
お正月休みを終えましたが、まだまだ、新年会などお酒や美味しい食事が続いているかと思います。
特に独身の方は食事やお酒を制限する人がまわりに居ない分、いわゆる「痛風」予備軍になりつつあるかもしれません。
痛風は風が吹くだけで痛いと言われるほどの激痛を伴う症状です。
そんな痛みはできるなら味わいたくないですよね。
元々、尿酸値が高い、食生活が偏っているという方は痛風の予備軍とも言えますので、痛風が発症する前の前兆や症状の特徴を把握しておくのも良いかもしれません。
痛風に前兆はあるの?
痛風の前兆を知るためにはまず、自分の尿酸値は知っておきたい所。
成人男性の場合、尿酸値が7.0mg/dlを超えていると注意が必要です。
尿酸値が高い方は、おそらく健康診断などでも注意を促されているかもしれませんね。
ただ、初めて痛風の発作は前触れが無いとい言われているのが痛風の怖い所で、未経験の激痛に最初は何がなんだかわからないといった軽いパニックに陥る方もいるくらいです。
痛風を経験した方のお話では発症前に関節のピリピリとした違和感、ムズムズや鈍い痛みを感じるというケースが多いです。
痛風の症状
痛風は体内で尿酸の量が増えすぎる、排出がスムーズに行われていないといった場合に血液に溶けず、結晶化して関節にくっついた後、はがれ落ちたものに白血球が反応し、炎症を起こす症状だと言われています。
痛みが出る一番多い場所は親指の付け根
発作の症状の90%は下肢に現れ、一番多いのが足の親指の付け根で、他にもくるぶしやかかと、足の甲、膝に起きる事が多いと言われています。
腫れや皮膚下にコブができる場合も
発作による炎症が起きると患部が腫れ、およそ10日ほど続くと言われています。
また、慢性化させてしまうと皮膚の下に尿酸の結晶が溜まりコブのようになってしまう場合もあるのだとか。
合併症を起こす場合もある
しかも痛みだけでも痛風はツラい症状ですが、本当に心配しなければいけないのが、尿酸の排出がスムーズに行われずに起きる合併症だと言われています。
特に尿酸の排出を行う腎臓には大きく影響があり、深刻な場合、腎不全のリスクも高まると言われています。
メタボとの関係
また、痛風予備軍の方は生活習慣、食生活にも問題がある場合がありますので、糖尿病や高血圧、脂質異常といった動脈硬化の原因になる症状を起こしてしまう場合もあります。
症状が起きたら内科で診察
症状が起きた場合には内科で診察を受けるのが基本です。
痛風を発症させるのはもう少し年齢を重ねてからというイメージかもしれませんが、30代後半は注意が必要な年代ですので、痛風になってしまう前に生活習慣、食生活の見直しは大切ですね。