洗顔シートを使う習慣は乾燥とテカリを繰り返す原因かも?
男性の中には仕事や外出中に洗顔シートを使っている人は多いですよね。
サッと取り出してテカリや汗を拭き取りリフレッシュ、さっぱりとした爽快感がクセになっている方も多いのではないでしょうか?
ただ、ちょっと見方を変えてみると洗顔シートを使うときのお肌はテカリが気になっていることが多いということになります。
外出先でも洗顔シートを使用されている方はエチケットマナーにも気を配っている方だだと思います。しっかりとこまめに清潔にしているのに、なぜテカリが起きているのでしょう?その中には元々オイリー肌では無い方もいると思います。
実はその原因が洗顔シートにある可能性もあるんです。
洗顔シートを使う習慣はお肌が乾燥→テカリのサイクルにハマっているかも?
爽快感の影にある肌への負担
便利な洗顔シート、特に拭き取った時の爽快感は気持ちが良いですよね。
でもこの爽快感に隠れた罠があります。
爽快感を演出してくれる洗顔シートの成分にはメントールやエタノールなどの成分が含まれていることが多いです。特に男性用には汗や皮脂を落とすための洗浄成分も含まれていることが多いです。
これらの成分は肌から必要な皮脂(肌を外部からの刺激や菌から守るためのバリア)まで落としてしまい、さらにアルコール成分は蒸発する時に肌の水分まで乾燥させてしまうため、乾燥した肌が防衛機能として皮脂を分泌させる作用が働きます。
乾燥が激しいと皮脂の過剰な分泌に繋がりますので、テカリになってしまいやすい肌となります。
素早く拭き取れる便利さによる肌への負担
多くの洗顔シートはコットンなど綿浄布を使用しており、サッと拭き取ることで皮脂や汗を拭き取れます。ただ、この拭き取るという作業も肌にとっては負担がかかりやすい状況です。
皮膚自体はとても薄く、さらに肌の水分やキメを保つ角質層の表面の保湿成分も高い洗浄力があるシートの成分で傷が付いたり剥がれてしまったりとキメがボロボロになってしまう可能性があります。
洗顔シートを使った後のケアが大切
忙しい合間に擦るように拭き取っている方は肌自体をバリア機能が衰えたむき出しの状態にしてしまっている可能性もあります。
この状態の肌は紫外線の影響も受けやすいため、注意が必要です。
紫外線は肌表面だけでなく、真皮層のコラーゲンやエラスチンなどにもダメージを与えます。この状態が続くと、シミ・しわ・たるみといった年齢による肌の衰えを進めてしまう結果となります。
洗顔シートと化粧水をセットで使用する
休憩時間など、少し時間が取れる時には洗顔シートで余分な皮脂を拭き取った後に化粧水を使用しましょう。化粧水に含まれる潤いをサポートする成分と保湿成分が乾燥に傾いている肌を守るのに作用してくれます。
男性の場合は化粧水と保湿クリームの働きを持っているオールインワンタイプが簡単でおすすめです。
化粧水は面倒という方
化粧水なんて持ち歩きたくないという方はノンアルコールタイプの洗顔シートをおすすめします。また、保湿成分がしっかりと配合されているか?をチェックして脱脂力が高すぎず余分な皮脂や汚れを落とすことを意識しておくと良いですね。
また、女性用の洗顔シートもおすすめです。男性よりも皮脂の量が少ない女性は脱脂力が穏やかで、たっぷりの保湿成分が含まれているタイプが多いので、拭き取った後の乾燥を穏やかにしてくれます。
乾燥→オイリーのサイクルをストップするのは洗顔と保湿ケア
オイリーな肌が気になっている方は洗顔でもしっかりと洗っているのにテカってしまうという方は多いです。そんな方は皮脂を落としすぎている洗い過ぎの可能性があります。
またひげ剃りによる肌を削りとっている状況も乾燥→テカリを生む原因になってしまいます。
洗顔は洗顔料をしっかりと泡立てる、こすらずに肌に乗せ、泡で洗う意識を持ち、すすぎの水の温度はぬるま湯にして洗浄成分が肌に残らないようにしっかりとすすぐことが基本です。
ひげ剃りはシェービングジェルなどを使用して肌を傷つけないように注意しましょう。
洗顔後は時間を置かずに化粧水などの保湿化粧品で失われた保湿成分を補いながら乾燥を防ぎます。
この習慣を継続していくことで、肌の水分と皮脂のバランスが整いやすい状況を作る事ができるため、乾燥とテカリのサイクルを穏やかにしてくれる対策としては基本とも言えます。
洗顔シートは便利で気持ちが良いですが、毎日、何度も使用しているという方は使い方、回数、使用している洗顔シートの成分に注意してみてくださいね。